【京都のおしゃれ宿】築115年越え!憧れのリノベーション京町家に泊まる旅
京都を旅行するとき、宿泊先はどこにするか。
ホテルや旅館など、京都には魅力的な宿泊施設がたくさんありますが
せっかくなら京都の伝統と歴史を感じられる京町家に
暮らすように滞在してみませんか?
実は京都には、町家をリノベーションして宿として一棟貸ししているところが
意外とたくさんあるんです。
今回はそんな町家宿の中でも、ミニマムでスタイリッシュなおしゃれ町家
「ANJIN gion shirakawa」での町家ステイをご紹介します。
京都らしい景観の白川沿い
枝垂れ柳の並ぶ風情たっぷりの白川通り。
その通り沿い、白川のすぐそばに「ANJIN gion shirakawa」が佇んでいます。
築115年を超える昔ながらの町家ですが、リノベーションされていて綺麗な佇まいです。
玄関には、「ANJIN」のプレートが掲げられているので
わからずに通り過ぎてしまうといった心配もありません。
玄関を入ると、広々とした三和土が。
自転車もそのまま玄関に入れられるとのことで、自転車での京都観光にも便利。
脇には2脚のイスとテーブル、コートハンガーが置いてあります。
ミニマムなキッチンスペース
玄関脇には、階段下のスペースを活用したこじんまりとした台所が。
アーチ型の入り口が無機質な中に柔らかさを感じさせます。
台所は小さいながらも充実しており
冷蔵庫に電子レンジ、ケトル、食器類が備わっています。
コンロはないので、ここで調理をするのは難しそうですが
食器も一通りあるので、テイクアウトしたものを食べるのには困りません。
食器にはこだわりが。
京文化に浸れるように、と京都ゆかりの作家さんやブランドのものを選んでいるのだそう。
ケトルは使い心地の良いBALMUDAのもの。
コーヒーメーカーとティーバッグもあり、自由に使うことができます。
手軽にコーヒーが入れられるのは嬉しいですよね♡
職人による手作りのスタイリッシュな浴槽
この宿でお気に入りの場所の一つ、お風呂場。
坪庭付きのお風呂は、左官職人による昔ながらの手法での手作りなんだそう。
職人の手で丁寧に作られた浴槽と床。
シンプルながらも味があり、ゆらめくお湯や湯気が加わってより一層美しさを増します。
浴槽は十分すぎるほど広く、ひとりでは肩まで浸かって足を伸ばしても余りあるほど。
「お湯をためるのに時間がかかります。」と宿の注意書きにありましたが
これだけ広ければ時間がかかるのも納得です。
浴室は高さもあり、とても開放的。
天井だけでなく、坪庭との間にある扉にも木が使われていて
無機質な中にもぬくもりを感じます。
なんと、坪庭に通じる扉を開けることで半露天風呂としても使えます!
綺麗に整えられた坪庭を湯気の向こうに眺めながら、
ゆったりとお湯に浸かり温まるお風呂は至福の時間♡
お風呂場のそば、洗面所兼脱衣所のスペースも広々。
洗面台の下には洗濯機もあり、長期滞在にも向いていることが窺えます。
アメニティにドライヤー、部屋着もしっかりと備えられています。
冬にはデロンギのヒーターが備えられているのが嬉しく、
お風呂あがりもぽかぽかで過ごすことができました。
白川の眺めに浸るお座敷
2階に上がるとそこは、大人数でもゆったりと過ごせそうな
開放的なお座敷のリビングスペース。
壁一面に設置された窓から、白川沿いの枝垂れ柳が目に飛び込んできます。
まるで一面絵のような美しさに、思わず言葉もなく見入ってしまいます…。
窓はスライドさせると全面オープンにでき、
テラスのように外とのつながりを感じられる空間に!
座敷の中にいながら心地よい風を浴びて、のんびりとした時間を過ごすことができます。
部屋の中からも白川の穏やかな流れを眺められる最高のリビング。
間接照明の灯りが、昼も夜も部屋を柔らかく包みます。
朝の光がたっぷり入ってくる東向きのこのリビング。
早起きして、光の差し込む美しい座敷に座って景色を見ているだけで
とても気持ち良い1日のはじまりに。
夜はカーテンを閉めると、柔らかい照明の灯る静かなリラックス空間へと
表情を変えます。
チェックイン時には、このお座敷でウェルカムドリンクとして
お抹茶とお茶菓子のサービスがあります。
残念ながら、今回の滞在ではチェックイン時間が遅くなってしまったために
いただくことができませんでしたが、
お抹茶を目の前で点ててくださるということで
これを目当てに早めにチェックインするのがおすすめ。
和寝室で心地よい眠りに
お座敷の脇にある扉を開けると、こじんまりとした寝室が。
小さいながらも和のつくりで落ち着ける、観光で疲れた体を癒すのにぴったりな空間。
そしてお座敷とは別に空調設備があり、室温を調節できるのが嬉しい!
静かな空間と、あたたかいお布団。
一瞬で眠りについてしまいました。
どこへ行くにも便利な立地
宿の周辺は閑静なエリアですが、地下鉄東山駅から徒歩3分とアクセスも良く
10分ほど歩けば、飲食店や観光地が集まる四条へ行けてしまう便利な場所です。
観光へも、ご飯を食べるのにもすぐに行けて
宿では静かに過ごせる最高の立地です。
美しい白川通りを散歩して過ごすのも、楽しみ方のひとつですね。
さいごに
今回は、京都・白川の町家宿「ANJIN gion shirakawa」のご紹介をしました。
京文化を感じる町家に暮らすように滞在してみてはいかがですか?
京都旅の参考になれば幸いです。
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