【検証】1週間のイギリス旅行でレイルカード使ったら本当にお得?購入から使用方法まで詳しくレポート!

イギリスは全土にわたって鉄道が走っており、日本でいうところの新幹線のような高速列車もあるため
イギリス各地の主な都市へ行く場合には電車はとても便利です。

しかし、多くのヨーロッパの国々と同じくイギリスの鉄道の運賃は買う時期や乗車する時間によって
変動が大きく、距離によってはとても高額になってしまうのが難点。

そこで今回イギリスを旅するにあたって、イギリス国内の列車の乗車料金が2/3になる
レイルカードを購入し使用してみました。
通常は1~3年間有効なカードなのですが、1週間の滞在でも元はとれたのか
どのように購入して使用したのか
実体験をもとに詳しく解説していきます。

イギリスへの旅を計画している方、イギリスで電車を使って旅をしてみたい方はぜひ参考にしていただければと思います。

レイルカードとは

レイルカードとは、National Railの列車の乗車料金が割引になるカードのことです。
様々な種類があり、条件に当てはまれば誰でも購入することができ、
オンライン、郵送、駅の窓口で購入可能です。

カードを持っていれば、イギリス国内のほとんどの鉄道の料金が割引になるだけでなく
提携店や協賛店で特典を受けることなどができます。
さらにカードの種類によってはオイスターカードと紐づけることができ、ロンドンの地下鉄やバスの運賃の割引も。

レイルカードの種類

レイルカードには現在9種類あり、障がい者用カードを除いて、
1年有効のものが30£、3年有効のものが70£となっています。

16‐25 Railcard(16~25歳向け)

16~25歳のすべての人、および26歳以上の学生が利用できるカード
1年有効:£30、3年有効:£70
乗車料金が2/3に割引

26-30 Railcard(26~30歳向け)

26~30歳のすべての人が利用できるカード
1年有効:£30、3年有効のものは取り扱いなし
乗車料金が2/3に割引

16-17 Railcard(16・17歳向け)

16歳と17歳のすべての人が利用できるカード
1年有効:£30、3年有効のものは取り扱いなし
ほとんどの乗車料金が半額に割引

Senior Railcard(シニア向け)

60歳以上のすべての人が利用できるカード
1年有効:£30、3年有効:£70
乗車料金が2/3に割引

Two Together Railcard(2人旅向け)

カップルや友達と二人で旅行する場合に利用できるカード
2人で同じ電車に乗ることが条件
1年有効:£30、3年有効のものは取り扱いなし
乗車料金が2/3に割引

Family & Friend Railcard(家族・友人グループ向け)

大人4人、子供4人まで一緒に利用できるカード
1年有効:£30、3年有効:£70
大人は乗車料金が2/3、子供は乗車料金が60%オフ

Disabled Persons Railcard(身体障がい者向け)

身体に障がいのある人向けのカード
1年有効:£20、3年有効:£54
本人と付き添いの人の乗車料金が2/3に割引

Network Railcard

16歳以上で、ロンドンとサウスイーストで使用する場合に利用できるカード
1年有効:£30、3年有効のものは取り扱いなし
乗車料金が2/3に割引

Veterans Railcard

イギリスの軍隊経験者が利用できるカード
1年有効:£30、3年有効:£70
乗車料金が2/3に割引

種類がありすぎて分からない…という場合でも、アプリでの購入なら簡単な質問に答えるだけで
それぞれにぴったりのカードを選んでくれて購入できるので安心。
詳しい購入方法について、次に解説していきます。

レイルカードの購入方法

レイルカードは郵送、駅の窓口でも購入可能ですが、今回はオンラインでの購入方法をご紹介します。
一部のカードはオンラインでのみ購入可能となっています。

オンラインで購入するメリットは、

・申請が簡単
・即日発行できすぐに使用可能
・オンラインで列車のチケットを割引適用後の価格で購入可能

アプリで申請すれば、デジタルカードが即日発行され、
アプリ内でレイルカードを適用した列車のチケットを購入することもできるので非常に便利です。

オンライン購入に必要なものは以下の3点です。
・クレジットカード
・パスポート(身分証明書)
・カード利用者の顔写真(証明写真のような形式であればスマホで撮ったものでOK)

レイルカードを購入できるアプリ「Trainline」は以下のリンクよりダウンロード可能です。

Trainline: Buy Train Tickets
Trainline: Buy Train Tickets
開発元:thetrainline
無料
posted withアプリーチ

アプリをダウンロードしたら、まずアカウント登録。

アカウント登録完了後、Account→Railcardsからレイルカードが購入できます。

「Railcards」を選択すると、このような画面になるので
「Buy a Railcard」をタップします。

次に出てくるのがこの画面。ここでは「United Kingdom」を選択して、次に進みます。

最適なレイルカードを選ぶために、
・年齢
・誰と旅行するか(ひとりで/友達やカップルなど二人で/家族と)
・ロンドンおよびサウスイーストの中を旅行するか
の3つの質問に答えます。

3つの質問に答えると、それに応じたぴったりのレイルカードが提案されます。
私の場合は2人での旅行だったので、Two Together Railcardが最適ということでした。
もちろん、始めから買うカードが決まっている場合は質問を飛ばして購入に進むことができます。

買うカードが決まったら、「Buy now for £30」をタップします。
そうすると、利用者の名前を入力する画面に移ります。

名前を入力し終わってページを進むと、写真のアップロード画面が出てきます。
あらかじめ使用する写真を用意しておきましょう。
パスポート写真のように、正面からとったもので顔がはっきりとわかるものであれば、スマホで撮影した写真で問題ありません。

そのまま画面の案内に従ってクレジットカード情報などを入力していけば、購入完了です。
レイルカードは購入したその日から1年間または3年間有効です。

購入ができたら、Railcardsのところに購入したRailcardsが表示されるようになります。

 

レイルカードを使用した電車のチケットの買い方

Railcardを購入したアプリから、電車のチケットも購入することができます。
アプリで購入しておけば駅でチケットを買う手間と時間も必要ないので、旅の間とても重宝しました。


画像の枠のところからレイルカードを選ぶことができるので、
自分が購入したレイルカードを選択して追加しておきます。
すると、検索したときにレイルカードの割引を適用した料金で表示されるので便利です。

実際に今回の旅ではロンドンのKings Cross駅からエディンバラのWaverler駅まで
長距離を電車で移動したのでその乗車料金を見てみると、
通常往復2人分で¥34000ほどのところ、レイルカードの割引で¥22000ほどで購入することができました。
1万円以上安くなっていて感動…!

レイルカードは2人で£30(約5000円)、しかも私たちが買ったときはサマーセールのクーポンで£20で購入できてしまったので、あっという間に元がとれて驚きました。
長距離の移動だとすごくお得になりますね。

そこまで長距離の移動はしない、という方でも
ロンドンからオックスフォードの往復でも十分お得に乗ることができたり、
ヒースローエキスプレスの運賃も割引になったりするので、
イギリスで少しでも電車移動をする機会があるようならぜひ使用を検討するべきだと感じました。

乗車方法

電車に乗る際の手順ですが、アプリで電車のチケットを買っていれば、
改札のQRコードリーダーにかざすことでホームに入場できます。

電車に乗っている間、おもに長距離列車だと車掌さんがチケットの確認に来ます。
その際にチケットのQRコードとRailcardの提示を求めらるので、
アプリで画面を表示して提示すればOKです。

とても簡単で、何か聞かれたりすることもなかったので
英語に自信がなくてもスムーズに旅ができると感じました。

まとめ

今回の旅では結果的に、レイルカード購入額以上の割引を受けることができ
とてもお得に旅をすることができました。
使い方によっては、1週間の旅行でも十分効果的にレイルカードを使用することができることがわかりました。

これで1年間有効なら、イギリスに住んでいる人はめちゃくちゃ得なのでは…。
長期で滞在するなら買わない選択肢はないですね。

使い方もとても簡単なので、海外からの旅行者でも電車に乗ることのハードルがすごく下がっていることを実感しました。

乗る時間帯によってはレイルカードの適用外だったこともあったので
購入される際はある程度の予定を決めてから、使用できるタイミングが多そうなら購入する、
という形が良いでしょう。

とはいえ今回、ロンドン⇔エディンバラの往復だけでも元を取る以上の割引になったので
長距離を移動する場合はぜひレイルカードを使用して電車に乗ってみるのもおすすめです。
飛行機と違ってイギリスならではの景色を堪能しながら移動できるのも、電車旅の醍醐味です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ぜひイギリスを旅する際の参考にしてみてください。

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